
モロたまプリンにモロヘイヤシフォンケーキ
無添加モロヘイヤスイーツが食べられるガーデンレストラン「陶酔房ー」

モロたまプリンの店、陶酔房ーへ
兵庫県立上郡高校農業科が開発した「モロヘイヤたまご(通称・モロたま)」は生産量が少なく、なかなか手に入らない希少価値の高い卵ですが、この町で1軒だけ卸先レストランがあります。
モロヘイヤたまごを使った「モロたまプリン」を作っている上郡町のガーデンレストラン「陶酔房ー(とうすいぼう)」さんです。これは食べてみなくては!というのでお邪魔しました。


陶酔房ーさんは、花やハーブが咲き乱れる庭に囲まれた瀟洒な佇まい。ゆったりと寛げる隠れ家的な雰囲気のお店です。
野菜やエディブルフラワー(食用花)、ハーブ類は無農薬で自家栽培していて、その他の野菜や肉類も生産者にこだわり直送してもらえるものだけを使用しています。
無農薬・無添加にこだわる理由
実はこのお店、知る人ぞ知る「無農薬・無添加」にこだわったお店。美味しくて、体にやさしいその味を求めて、遠く県外から訪れる常連客も多いそうです。

店主の衣本さん。
店主の衣本さんが無添加にこだわるその理由は、ご自身に添加物アレルギーがあるから。数十年前から、添加物が入ったものを口にすると、体がむくむなどの不調が現れるとのこと。
「自分の口に入れてイヤなものは、他人の口には入れない」という信念のもと、食材に徹底的にこだわったお店を作ったのだそうです。
4つのモロヘイヤスイーツ
「モロたまプリン」のほか、「モロヘイヤプリン」「モロヘイヤ入りシフォンケーキ」「モロヘイヤ粉末入りスフレチーズケーキ」という4つのモロヘイヤ商品がありますが、これらのスイーツは全て添加物を使用せずに作られています。
モロヘイヤはすべて上郡産、卵はすべて上郡高校が作っている卵。鶏の飼料に抗生物質・成長ホルモン剤等の化学物質を一切使っていない卵です。
4つ全部をいただきました。
モロたまプリン


これが「モロヘイヤたまご」を使った「モロたまプリン」です。低温の鍋で、時間をかけて作ったプリンは、舌触りが滑らかでトロトロ。キメの細かい生地に香ばしいキャラメルがしっかり混ざって、とても美味しいです!甘みはしっかり感じるのに、使っている砂糖の量はふつうのレシピに比べ少ないのだそうです。
かわいいラベルは上郡高校生がデザインしたもの。
無添加モロヘイヤプリン


表面にモロヘイヤ粉末をあしらったこのプリンは、モロヘイヤの香りがしっかり感じられる、モロヘイヤ好きにはたまらない滑らかで美味しいプリンです。こちらも上郡高校産の化学飼料を使っていない卵を使用しています。
モロヘイヤ入りシフォンケーキ

これも絶品。フワフワなのにしっとりとした生地にはしっかりとモロヘイヤの風味が残っています。衣本さんのお話では無添加の材料でここまでフワフワのシフォンを作るのはとても難しいとのことでした。

モロヘイヤ粉末入りスフレチーズケーキ

モロヘイヤの香りとチーズがマッチして、深い味わいを醸し出しています。チーズにも個性があるため、モロヘイヤの香りは控えめ。モロヘイヤが苦手な人でも美味しくいただけるお菓子です。

ある出来事から、モロヘイヤの効果を確信
モロヘイヤを使い始めたきっかけは、モロヘイヤを町の特産品にしようという動きを受けて、単純に協力したいという気持ちからだったそうです。
最初に開発したモロヘイヤメニューは、「モロヘイヤキムチ」。ふるさと納税サイト「さとふる」の返礼品にも選ばれた人気商品です。(現在は販売しておりません)

陶酔房ーさんの「モロヘイヤキムチ」。調味料は、天然発酵の鰯エキス、唐辛子、米、はちみつ、砂糖、にんにく、昆布など全て自然食品。
このモロヘイヤキムチが美味しくて毎日食べていた衣本さんのご主人ですが、食べ始めて2週間ほど経った頃、顔にできていた大きなイボがポロッと取れたそうです。
「信じられないかもしれませんが…」としきりにおっしゃる衣本さん、この出来事をきっかけにモロヘイヤの健康効果に確信を持ったのだとか。
モロヘイヤの成分や、いろいろなところで報告されている健康効果を考えると、あり得ることだと思いました。
恐るべし、モロヘイヤ効果!
「さとふる」では、現在、モロたまプリン、モロヘイヤプリン、モロヘイヤシフォンケーキ、モロヘイヤスフレチーズケーキなどが返礼品として販売されています。ぜひご利用ください。
※掲載内容は取材時点のものです。ご利用の際には、直接、店舗にご確認ください。