アラブ菓子・料理研究家 小松あきさんの本格的なモロヘイヤ料理のレシピです。
※ シリアでは一般的に乾燥したモロヘイヤを使います。日本では入手しにくいので、モロヘイヤの生葉でも代用できます。生葉の場合は 200g 程度を使用します。
① 乾燥モロヘイヤはよく洗い、水に10分ほど浸ける。手で絞って水気を切る。
② 鍋に油大さじ1杯を熱し、モロヘイヤを炒める。完全に水気が飛び、お茶のような香りがしてくるまでよく炒める。
③ チキンスープ、スパイス類を加え10分ほど煮込む。
④ 鶏肉を適当な大きさに裂く。ニンニクは塩少々をまぶしてすりつぶす。パクチーはみじん切りにする。これらを鍋に加え、更に10分ほど煮込む。塩で味を調える。
⑤ できあがりは汁が少し残っています。レモンをぎゅっと絞って、シャイリーヤ入りのごはんに合わせて食べましょう。
チキンスープの作り方
チキンスープは鶏肉、玉ねぎ、シナモンスティック、ベイリーフ、カルダモン、クローブ、塩(小さじ1杯)を水から茹でます。鶏肉は、好みの部位でいいですが、骨付きだとおいしいスープが取れます。骨付きもも肉4本で、700ccぐらいのスープが取れます。
スープの素でも代用できます。濃いめのしっかりしたスープを使うとおいしく仕上がります。
スープの分量は、500ccから1リットルぐらいの間で、好みの濃度を調整してください。
シャイリーヤ入りのごはんについて
シャイリーヤ入りのごはんは、シャイリーヤという細いパスタをバター(または澄ましバター)で炒めて米と一緒に炊き込んだものです。アラブ・中東では、非常に一般的な食べ方です。
日本の普通のごはんに合わせてもおいしくいただけます。少し硬めに炊いた方が合います。