5月18日、上郡町金出地(かなじ)のモロヘイヤ農園「モロ平野」にて、開園式が催されました。昨年のテスト栽培を経て、「モロ平野」は今年から本格稼働します。
式典には、遠山寛上郡町長と町関係者、栽培協力いただいている鞍居ふるさと村づくり協議会の方々、株式会社青粒からはモロヘイヤ応援隊の面々が駆けつけ、看板のお披露目や、町長と株式会社青粒の永原豊大社長によるモロヘイヤの苗の記念定植などが行われました。
式典の挨拶で、遠山町長は「株式会社青粒とともに、地元産モロヘイヤを盛り上げていきたい」と述べ、永原社長は「協力いただいている上郡町の方々に感謝するとともに、上郡町のモロヘイヤを全国に広め、地域の思いに貢献したい」と話しました。
昨年8月に「包括連携協定(通称:モロヘイヤ協定)」を結んだ上郡町と株式会社青粒。取り組みの1つである、上郡町産モロヘイヤを使った商品開発へ向けて、一歩ずつ前進しています。
開園式のあとは、今年、第1回目の定植作業。鞍居ふるさと村づくり協議会の方々とモロヘイヤ応援隊が協力して定植していきます。
モロ平野の総面積は3300平方メートルで、A、B、Cの3面に分かれています。
そのうちB面では、種の種類、蒔き方、肥料の種類、マルチの種類や有無など、栽培条件を様々に変えて、実験的な栽培を行います。栽培条件によって、生育具合にどのような差が生じるのか、できたモロヘイヤの成分はどのように違ってくるのか、細かく比較することが目的です。
これほど多様なモロヘイヤの試験栽培は、全国でも珍しいのではないでしょうか。結果が楽しみです。
今後の予定としては、6月に第2回目の植え付けを行い、7月から秋にかけて収穫。その間にも、旧・鞍居小学校の校舎を利用してモロヘイヤの加工場を整備。上郡産のモロヘイヤを使った「青粒」の商品開発を進めます。
「モロ平野」のモロヘイヤ、夏に向けて成長が楽しみです。
引き続き、こちらのページでご報告しますので、お楽しみに。